「ハンズオン: Splunkと Splunk's AWS Add-OnによるEC2データの活用方法」というタイトルでClassmethod Odysseyに登壇しました #cm_odyssey

「ハンズオン: Splunkと Splunk's AWS Add-OnによるEC2データの活用方法」というタイトルでClassmethod Odysseyに登壇しました #cm_odyssey

Clock Icon2024.07.12

登壇概要

このセッションでは、SplunkとAWSの連携を通じて、EC2データの活用方法について紹介いたします。データの収集、インデックス化、リアルタイムのモニタリングを可能にするSplunkの強力な分析機能と、AWSの柔軟なクラウドサービスを組み合わせることで、ITオペレーションの最適化とセキュリティ対策を強化する方法について解説します。また、Splunk AWS Add-Onのセットアップについても紹介します。Splunk AWS Add-OnをSplunkに導入することで、AWSのEC2データをSplunkに統合し、効率的な分析を行うことができます。

解説

まず、Splunkの基本的な機能とコンポーネントについて説明しました。Splunkは、マシン生成データを収集、インデックス化、分析することで、過去および現在のデータの探索を容易にするプラットフォームです。具体的には、データのリアルタイムモニタリングや高度な分析が可能であり、特にセキュリティ対策において重要な役割を果たします。

続いて、AWSの主要サービスであるEC2、S3、RDSについて説明し、これらを利用してSplunkとどのように連携できるかを解説しました。AWSのスケーラビリティやフレキシビリティを活用することで、コスト効率の高いデータ管理と分析が可能となります。

Splunk AWS Add-Onのセットアップには、Splunk EnterpriseまたはSplunk Cloudのアカウント、AWS IAMユーザーのアクセスキーIDとシークレットキーが必要です。Add-Onを導入する前に、EC2インスタンスを事前に作成しておく必要があります。Add-Onを導入した後、EC2のデータをSplunkに統合させることができます。

また、EC2セキュリティグループの詳細を表示するクエリについても説明しました。以下のSPLを入力することで、すべてのセキュリティグループの詳細を表示できます:
| table GroupId GroupName Description OwnerId VpcId

このSPLでは、ユニークなエントリーだけを表示するために'dedup'コマンドを使用しています:
| dedup GroupId GroupName
| table GroupId GroupName Description OwnerId VpcId

次に、セキュリティグループの総数を数えるためのSPLを紹介しました:
| stats count as total_security_groups

このSPLでも、ユニークなエントリーだけを数えるために'dedup'コマンドを使用しています:
| dedup GroupId GroupName
| stats count as total_security_groups

最後に、VPCごとのセキュリティグループの数を数えるためのSPLも紹介しました:
| stats count by VpcId

いただいたご質問の補足

このセッションの中で、いくつかの質問にお答えしましたが、ここでさらに詳しく説明します。

Q1) Splunk CloudとSplunk Enterpriseの主な違いは何ですか?

A) Splunk Cloudは完全に管理されたサービスであり、インフラストラクチャの管理やスケーリングはSplunkが行います。一方、Splunk Enterpriseはオンプレミスまたはプライベートクラウドに展開され、ユーザーがインフラストラクチャを管理します。これにより、カスタマイズ性やセキュリティの制御が強化されます。

Q2) Splunk Enterpriseを選ぶ理由は何ですか?

A) Splunk Enterpriseは、完全なデータとインフラストラクチャの制御が必要な場合や、特定のカスタマイズ要件がある場合に適しています。また、高いデータインジェスト率を必要とする環境では、オンプレミスのソリューションがパフォーマンスの最適化に役立ちます。

Q3) Splunkの強みは何ですか?

A) Splunkはデータの収集、インデックス化、分析に優れており、リアルタイムモニタリングや高度な分析が可能です。特に、セキュリティ情報およびイベント管理(SIEM)の分野で強力なツールとして評価されています。

おわりに

本セッションを通じて、SplunkとAWSの強力なデータ分析および管理機能について理解を深めていただけたかと思います。特に、セキュリティ対策やITオペレーションの最適化において、Splunkの活用は非常に効果的です。今後も、Splunkを導入して強固なセキュリティ基盤を構築し、データドリブンな意思決定をサポートすることをお勧めします。

最後に、このセッションのビデオが後日公開される予定です。その際にご覧いただければ幸いです。また、セッション中に紹介した設定に関するブログもありますので、ぜひご覧ください。 こちらのリンクをご参照ください。

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